こんにちは。ひとえです。
前回の記事『【HSPあるある】チクチク・色々考える…迷いに迷う服選び』では、感覚が敏感だったり、ものごとを深く考えてしまう気質がゆえに、服選びに迷ってしまうことについて書きました。
HSPでなくとも、いわゆる優柔不断タイプで服選びだけでなく、お買いもの全般やその他のものごとを決める時に悩み過ぎてしまう人はたくさんいると思います。
今日の記事は、
- あれこれ迷い過ぎてしまう!
- 色々考えて決めたはずなのに買ってみたら失敗だった!と後悔する…
そんなことの繰り返しだったわたしが、迷い過ぎて迷路に入り込みそうな時に実践している方法について書いています。
今回は服選びを例に書いていますが、どんな種類のことを決めるにしても応用できるはず。
何かを買う時って、自分の価値観が大きくものを言うときでもあります。
迷いって何?を突き詰めていくのは、自分と向き合うきっかけにもなりますよ。
迷いの正体は?
最初に書いておくと、わたしは迷う時間もある程度は楽しいと思うし、すべてのものを選ぶ時に、一瞬で決めたい!と思っている訳ではありません。
あれこれ見比べるのも楽しいし。
時には、ストレス発散の衝動買いがあってもいいと思うな。自分で自覚していればね。
ただ、時間もお金も限りある大切なものなので、訳もわからずに浪費したくないですよね。
だから、迷っている自分の状態を知っておくのはまず大事だと思っています。
迷う=欲張っている
そもそも、『迷っている』ってどんな状態なんでしょう?
わたしは、ある本の文章を読んで『優柔不断』に対する考え方がガラッと変わりました。
その本には、
『優柔不断』とは、つまり、『欲張っている』状態だ!
と書いてありました。
(タイトルが思い出せないのですが、お坊さんが優柔不断について書いた本でした。表紙のイラストが可愛いヤツです。どなたが、この本?と思い当たる方がいたら是非、タイトル教えてください!)
たしかに、そうなんです。
・あれも捨てがたい、これも捨てがたい…(→両方のいい要素を手に入れたい)
・これがいいけど高い、けど欲しい…(→お金をあまり払わずにいいものを手に入れたい)
・ちょうどいいものが見当たらない…(→いいものがなければ買うのを諦めれば良いのにそれはしたくない。どうしても必要なものなら妥協しても買うしかないんだけど、思う通りのものじゃなくちゃ嫌だ)
などなど。
かみ砕いで考えてみると、たしかに、迷っている時はたいてい欲張っているなぁ、と思いました。
そして欲張りがいけない訳ではなくって、欲張っている自分を自覚してないのが良くなかった!と。
そう考えてみると、自分が何に対して欲張っているのか?をハッキリさせていけば、いいんだとわかりました。
迷う=自分の判断基準が曖昧
『欲張っている』以外で迷うのは、本当に自分が欲しいもの・大切にしたいものがわかっていない時。
明確な基準があれば迷いにくいです。
例えば…わたしは麻素材の見た目が大好きだけど、チクチクするから買いません。
麻が入っているとわかった瞬間、
どんなに素敵で、
好みのデザインで、
値段も安くても。
その服は買い物候補の対象外。
これって、肌触りが嫌なものは絶対NG!という基準は、わたしの中でハッキリしているから。
服にたいして興味がないわたしの夫の場合、買うかどうかの絶対的な基準は『価格』
Tシャツなら3,000円くらいがマックスだな、という基準があって、それより高いものを買おうとすることはありません。
その中で自分が気に入ったデザインを選んでいます。
こんな風に、自分なりの判断基準=何を大事にするか?が、はっきりしていればしているほど、迷いは少なくなるんですよね。
この基準がハッキリしていないと、買い物のあとで後悔することも増えるんじゃないかな?
つまり、迷い過ぎてしまった時に頭を整理するポイントは2つ。
何に欲張っているのか?自分が求めていることをリストアップ!
自分がいま優先したいことはなにか?判断基準をハッキリさせる!
わたしは自分が「迷う楽しみを通り越して迷っているな…」と思う時にはこの2つをキーワードに、頭の中を整理しています。
【優柔不断の改善】決められなくて困った時の頭を整理する方法
まず、迷った時は頭で考えるのをやめて、紙などに書き出す(スマホのメモでもOK)ようにしています。
文字として見る方が、頭の整理がしやすいです。
何と何を欲張っているのか?分析する
たとえば、最近わたしが一番迷ってしまった買い物を例にしたいと思います。
この夏、息子が遅いプールデビューをしたので、水着を新調することにしました。
元々、独身時代に一時期ジムで泳いでいたので水着は持っていましたが、ちょっとパツパツ。
着られないいことはないけれど、人に見られるのはちょっと…
そして、お友だち親子でプールに遊びに行く予定がありました。
さらには家族で海に行く予定もありました。
ここで、わたしが迷った理由はたくさんの欲があったから。
それを書き出します↓
- プールでも海でも違和感なく着られるものが欲しい
- 他のママさんに年甲斐もなく…と思われたくない
- でもせっかく買うなら、素敵な水着が欲しい
- 手持ちのものを少しは生かしたい=節約(下はパツパツだったけど、上は大丈夫だった)
- 寒いとイヤだから半袖タイプがいいかも…(最初に手持ちの水着で行った時に、思いのほか水温が低くて寒かった)
ただでさえ、40代の水着選びって難しいのに…こんなに色々欲張ってたら、そりゃ迷うよね!
ふだんの服は「人にどう思われるか?」なんてあまり気にしないけど、水着は気になっちゃったな~
判断基準をハッキリさせる
何に欲張っているか?をはっきりさせたら、次は判断基準。
迷い過ぎる時には、『良いものと出会うまで買わない』のも、いい選択肢だと思うんです。
でも今回は具体的に着る日が決まっていて、手持ちのものを着るのは嫌だったので、まず、『何かしらは買う』と決めます。
そこで、先に挙げた『欲張っていること』の中から、優先順位を決めていきました。
この時に、本当の自分の『こころの声』に従って優先順位を決めるのがポイント。これが、買ったあとに後悔するかどうかの分かれ道です!
相反することでどうしても迷う時には、用途に合わせて両方買うのも一つの方法だとわたしは思っています。
ずっとあれこれ考えて悩む時間がもったいないと感じる場合、2つ買ってそのことを考えるのを終わりにした方が良いことも。
実際今回わたしは、プール用にはフィットネス風の露出を限りなく抑えたものを、海用にはちょっとおしゃれなのを買いました。
タイムセールで、おしゃれなの1,000円で買えた~!!
優柔不断だからこそ、マイルールを決めておく
優柔不断さんは、あれこれ迷っているうちに最初の買い物の目的をうっかり忘れてしまったり、悩み過ぎて疲れて適当に選んでしまったり(?)
買ったあとで後悔することも多いのでは?
↑ちょっと前までのわたしのことです!
でも、その経験値があるからこそ、こういう時に自分は失敗だと感じたな…というデータもたくさん持っていると思うんです。
- やっぱり、機能性が譲れないな。
- 見た目重視だな。
- 重いのは嫌だな。
- 好きな色だと気分が上がるな。
- 高い服をがんばって買うと、着る時に気を使うな。
などなど…
今気に入っている服、反対にまったく着なかった服を思い出してみて、自分の判断基準を一度整理して、マイルールを作っておくのがいいと思います。
この時も、自分のこころの声に正直に、が、ポイント。
周りからの目が気になる時もあるし、どうしても着たいものが着たい時もあるしね!
まとめ
服選びで迷い過ぎたり、買ったあとに後悔しないポイントは、3つ。
- 何に迷ってるか?整理する
- 何を優先したいか?自分の優先順位を整理する
- ふだんからマイルールを決めておく
心地いいと感じるものは、その時々で変化するもの。
迷ったときは自分の気持ちと向き合うチャンスでもあるかも。
いま、自分が大事にしたいこと、こころの声に耳を傾けて、いまの自分にあったおしゃれを楽しめるといいですよね。
コメント